就活カバン(リクルートバッグ)の選び方の条件にいろいろなポイントを挙げているところは多いですが、元リ○ナビの中の人で採用の裏側を知っている人間からすると、実際のところ「それは必要ではないな~」というものが多くあるので、ここだけの話で暴露していきます。
■「自立する」リクルートバッグがいいという嘘
いろいろなサイトを見ていると就活カバンの選び方の条件に「自立する」というものを挙げているところが多いですが、「自立する」ことは必須条件ではありません。
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確かに自立するほうが、面接会場でバッグの置き場に悩んだりせず便利な場面はあります。しかし大半の「自立する」とうたっているビジネスバッグは中身の重さのバランスによってはすぐ倒れてしまうものばかりです。面接の場面で自立しないビジネスバッグの場合はイスや机の脚に立てかけたり、最悪の場合横にペタンと置いてもマナーとしては問題ないのです。もし面接中にバッグが倒れて閉まったら、「失礼しました」と言って立てかけるか、邪魔にならないようなるべく足元のほうに横にして置くのはビジネスマナーとしてOKの範囲です。
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■高級なビジネスバッグを選んではいけないという嘘
面接官が嫉妬するから高級なバッグを選んではいけないというサイトがあり、驚きました。カバン専門店に就職する場合や、面接官がバッグマニアだった場合は別ですが、一般人でバッグの値段を見分けるのはかなり難しいと言えます。
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そりゃあ高級ブランドのロゴやネームタグがデカデカと見えるものは一般人にもすぐわかりますが、シンプルで控えめなバッグであればまずわからないでしょう。少しお値段の張るバッグの方が生地が頑丈だったり、特徴的な機能がついていたり、入社後も使えるなどメリットもあります。バッグ屋から見ると平均5000円以下のバッグの素材はどうしても安っぽさがテカリ具合や縫製などから見抜けてしまいますが、それは毎日バッグを見ているプロだからです。当然安いものは縫い目が雑だったり、糸そのものが安くて品質の良くないものを使っているので、重いものを入れていると縫い目が解けたり破けたりすることがあるので注意は必要です。当店でも安いビジネスバッグを仕入れようと思えばいくらでもありますが品質に不安があるので製品を吟味して安心したものをセレクトしています。
しかし就活バッグに値段は関係ありませんので、就活中だけと割り切って安いものを選ぶのも良し、入社してからも使うことを想定して少し良いものを選ぶのも良いでしょう。
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■本革のリクルートバッグはNGという嘘
合皮やポリエステル、ナイロンなどの軽い素材をおすすめするサイトが多いですが、本革素材のバッグを就活で使ってもなんら問題はありません。むしろ丈夫で長く愛用できる本革のビジネスバッグは手入れさえきちんとできれば10年、20年と使える最高の相棒バッグになります。
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合皮やポリエステル、ナイロンの安いバッグをオススメしているサイトで悪質なところは、学生がお金を持っていないので手ごろな価格帯の多い合皮やポリエステル・ナイロンなどの化繊素材の就活バッグをおすすめして買わせようとしている場合があり、バッグ屋としては少々残念な気持ちになることもしばしば。
でも巷のビジネスバッグは合皮、ナイロン、ポリエステル素材が多いのも事実。それはお手入れがしやすい、水濡れに強い、耐久性がある、軽いなどのメリットも多いからです。例えばビジネスバッグのブランドとして有名なTUMIは化繊素材を使ったビジネスバッグが主流ですよね。というのも軽くて丈夫という条件をクリアできるのはナイロンやポリエステルなどの化繊素材が最適だからなんです。
一方で本革素材は耐久性や長期愛用できるなどのメリットはありますが、水濡れにはめっぽう弱く、革なので合皮や化繊と比べると重くなってしまいがち。
ビジネスシーンで使うバッグは「相手に不快感を与えず、ビジネスにふさわしいものであればOK」なのですから、ケチって安っぽい就活バッグを使うぐらいなら、本革で高級感がありきちんとした身だしなみが整っている方が当然好印象なのは言うまでもありません。
それに「就活生が本革バッグを使っていたから落とした」、「安っぽいバッグだったから落とした」なんて話は一度も聞いたことがありませんから、常識の範囲内であればバッグの素材なんて誰も見ていません。むしろ「私服用のカジュアルなバッグで来社してきた」「そもそもカバンを持ってこず、手ぶらできた」という非常識な就活生のほうが落とされます。
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就活の噂に惑わされないで!自分の進みたい方向へ正しい努力を
就活中の学生さんにお伝えしたいのは、いろんな人の噂に惑わされずに、自分の進みたい方向に向かって正しく努力をしてくださいね、ということだけです。自分のやり方に固執して間違った方法をずっと続けていたり、嘘の情報を信じて意味のないことにこだわっているのは、はっきり言って時間の無駄です。
企業の採用担当は来年の4月入社の新入社員を○○人採用する、という期限付きで動いているわけですから、採用活動には期限があるのです。その期間中に就活をして採用されなければ希望の企業に入社することはできません。
もしなかなか内定が取れずに悩んでいる場合は、今一度の努力している方法が正しいかどうか社会人の先輩やキャリアカウンセラーなどに相談してみてくださいね。その時に同級生や後輩に相談するのはナンセンスです。社会人経験済みの信頼できる大人の方が、早く結論や間違いを指摘してくれることが多いですよ。
ビジネス対応バッグ専門店鞄通販バッグフリークに掲載中の商品で、「これって就職活動に使えるバッグですか?」という質問があれば「お問い合わせ」フォームからお気軽にご連絡ください。可能であればご自身が受ける業界や職種があれば詳しくアドバイスをお返事できると思います。
バッグフリークは就活中の学生の皆様を応援しています!